羊蹄山バックカントリースキー

日本列島は移動性高気圧に覆われ、久々のビューティフルサンデーとなった。

待ち合わせ場所の南区道路情報館には、似たような人たちで溢れもはや駐車スペースはない。

途中、中山峠付近の駐車スペースにもスノーモービラー達の車が満車状態。

小喜茂別も羊蹄山各登山口も飽和状態。

ともあれ、なんとか真狩登山口に車を止めて登山開始。

先行者はざっと20人といったところか…。

ありがたく先行者のトレースを使わせていただくのだが、どうにもこれがイケてない。

ボーダーのスノーシュートレースは真っ直ぐ登っているし、ボコボコしているのでスキーでは歩きづらい。別のスキートレースもあるのだが角度が緩かったり、急だったりターンが多すぎたり…。

結局、自分でラッセルしてトレースを付けて行く。冬山の面白さは道がなく自由だという事だが

自由すぎるだろ?

5合目くらいまでは無風で皆さんジャケットを脱いで登っていたのだが徐々に風が吹き始める。

もっとも山上の強風は登山口からも見てとれたし

轟音が聞こえていたのだが。

固そうな頂上はあきらめ、行けるところまでと緩やかなSカーブで上部を目指す。

テラスの沢上部からは時折、風でたたかれ剥がれ落ちた雪庇のかけらが落ちてきて雪崩を誘発している。傾斜が急になる1300mくらいを限界として

ドロップイン。

上部の爆風をよそにハッピーターン。

テラスのボトムまで滑り、神社の沢へトラバース。5合目より下部は超ヘビーパウダーだったが

快晴天気でそれも許せる!

ターンするごとにボボボボと音がしたような…。

天気とシュプールは幸せそうだが、ターンするごとに「フンが!」と気合を入れないとつんのめります。

羊蹄山BCはあと2回予定。

パウダーにあたるか?天気にあたるか?

どちらも外れるか?

いずれにしろ、次回からは自分のトレースで登ります。