余市岳

前日の5/3、札幌の街は終日冷たい雨が降っていた。

天気予報は5/5も雨予報だが、唯一5/4のみ午後から晴れると予報。

じゃあ、その日でしょ!

 

余市第一リフトを降りてゲレンデを少し滑ると重たいべたべたの新雪が10㎝、まさにストップスノーで気が重くなる。天気も曇っていてガスの中シールハイクで本峰を目指す。稜線に近づくと重たい雲は徐々に上がっていき余市岳が全容を表し期待大。

スキーアイゼンを装着して硬い急な斜面をジグザグで登る。次第に全山晴れ渡り、朝里岳の「飛行場」も全容が見渡せる。

お客さん歴30年のK村さんが「行っちゃうよ!」と言い残し私の横を滑りぬけ標高差300m斜度40度の斜面を一気に滑り降りて行く。

雲が日差しを遮っていてくれたおかげで、なんと

5月(さつき)パウダーだ。

フレッシュスノーは30㎝!

お~イェイ!

かっこいいね!

誰も止まりません。

全員がボトムに吸い込まれていく。

ちょっとちょっと、こんなに広い斜面なんだから

もっと広がって自由に滑ってください。

という事で2ndランは、皆さん思い切り広く斜面を使って滑りました。

「もう1本行くか!」との声もありましたが

3本目はおかえりラン。雪が緩んで、パウダーからザラメに変わり春スキーを満喫した1日でした。

 

そういえば、お帰りコースの沢底に新しいスキー板1本だけ引っかかってました。

きっと誰かがここで沢に落ちて片足で帰ったんだろうなぁ…

BCおそるべし!

リフトが終了して従業員たちが引き上げて来る頃、我々も斜めになった太陽を見ながらゲレンデに戻った。