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幌尻岳

このところの北海道は17日間連続の晴天で連日30℃を超える厳しい暑さが続いている。登山口となる新冠林道の車両通行止めゲートまでは砂利道を1時間以上走行しなければならない。ようやくスタート地点について車から降りるとアブの大群に付きまとわれる。ここから今夜の宿泊地となる新冠ポロシリ山荘までは20㎞の林道歩きとなる。奥新冠ダム手前の林道脇の岩盤から冷たい岩清水が湧き出ている。

きっちり5時間歩いて山荘到着。

登頂日の今日は朝から快晴。朝食の餅入りラーメンをかき込んで5時に他のパーティーに先駆けてスタート。下部の沢沿いはササ刈りもされていてピッチが上がる。

尾根に取り付いた途端に道は急登のササ漕ぎに変わる。1650の水場からお花畑に変わり展望も開ける。傾斜はさらにきつくなりおまけに直射日光ガンガンで頑張り処だ。

大岩を過ぎると稜線は近い。

今年は人気のヌカビラコースがコロナの影響で閉鎖されているため登山者の数は少ない。4時間かかって待望の頂上着。南に日高第2の高峰であり200名山でもあるカムイエウチカウシ山ど~ん!

北に夕張岳と芦別岳、東に大雪山連峰の山々。

今日は空気が澄んでいて遠望が良く効く。はるかに羊蹄山や阿寒の山々まで見渡せた。頂上では1時間の大休憩。靴下も脱いでしばしの昼寝を楽しんだ。

お花畑の中を慎重に下山。

小屋に戻って裏の沢で足を水につけてアイシング。

ついでにオショロコマも釣り上げて塩焼きにして冷やしておいたビールでいただく。小屋にもう一泊して翌朝、再び20㎞の林道を歩いて帰る。

新冠町の観光案内所で登頂の記念写真を見せ、登頂証明書とピンバッジを1,000円で購入。お天気に恵まれた3日間でした。