アルプスを滑る

新千歳空港を出発するその日、日本代表はWBC準決勝でメキシコ相手に必死の攻防を行っていた。空港待合室の公共TVの前では一喜一憂にハラハラ、そしてチェックインカウンターで手続きをしている時にうわぁーという歓声とともに空港内に拍手の輪が広がり、日本の決勝進出を確信した。

 

気持ちよく北海道をあとにした我々は東京で上野公園の桜を見て、さらにライトアップされた東京駅を見学、軽く一杯やってから経由地のイスタンブールへと旅立った。

WBC決勝の日本対アメリカは見れないだろう思っていたら、なんと機内のパーソナル画面でリアルタイムで大谷の三振奪取と優勝シーンを見る事ができた。

機内には日本人乗客は少なく、またチャンネルを合わせていた人も少なく最後部に座っていた我々だけでガッツポーズをとっていた。

イスタンブールではつい1か月前の死者50,000人を超える甚大な被害トルコ地震の後遺症は微塵も見られなかった。

まる二日かかりでスイスのジュネーブに着いた我々は、そのままTAXIでフランスのシャモニーに昼頃到着。通常なら部屋に入っておやすみなさいというところだが、日本のWBC優勝の効果もあって興奮冷めやらず、すぐにブレバンスキー場へ繰り出す事にした。

真正面にモンブランの絶景を臨みながらのダウンヒルに時差ぼけも関係なしで初日からアルプスにすんなり溶け込むことができた。

下り坂でパットしない天気の中、ル・ツールスキー場がらシールを張ってミニツアーに出かける。

飯と酒が美味いのは、さすがヨーロッパ!

今回のメンバーは皆さん、いける口だったので毎日ビールの乾杯から始まり、白ワイン、赤ワイン、そして締めはもちろんスイスと言えば「ウィリアミン」…梨の蒸留酒。これサイコー!

さらにスイスと言えばホットワインのグリュー(シナモン、砂糖、キルッシュ、オレンジなど入ったホットワイン)

フランスからスイスのツエルマットに移動。

アルプスの象徴マッターホルンが朝焼けに染まる。

マッターホルン目指して!

決まりました!